TBM斜坑用超高揚程ポンプ

電力会社では、揚水式発電所建設の際、上部ダムと下部ダムの間に水圧鉄管路が設置されます。

落差は、約800mほどありますが、水圧管路の斜坑トンネルを掘削するに当たり、先端のTBMマシーンに下から高圧タービンポンプで給水しなければなりません。

このTBM給水用に当社では、(株)荏原製作所 と提携し、東京電力(株)葛ノ川発電所:神流川発電所:九州電力(株)小丸川発電所の建設工事に超高揚程タービンポンプが採用されました。掘削当初は、低圧給水ですが、掘削延長が長くなるにつれて徐々に圧力を上げていく、マニアルインバーター方式でコントロール致します。

特に、群馬県の神流川発電所では、国内で初めての2P-210kw×440V 835m〜650L/minの特殊タービンポンプが採用され、1号水圧管路及び2号水圧管路が無事施工されました。

名 称現場写真 名 称現場写真
100×80MSSH12M
2P-210kw×400V
835m〜650L/min 群馬県神流川発電所
100×80MSSH12M
2P-210kw×400V
835m〜650L/min 工場整備
坑内設置状況 群馬県神流川発電所 TBM後続台車 長さ50m:重量660t 神流川発電所
TBMマシーン前面 掘削径6.6m 群馬県神流川発電所 48度斜坑トンネル 長さ960m 神流川発電所
210kw制御盤内部 神流川発電所 50MS2309M522 2P-22kw×200V×2台並列 山梨県葛ノ川発電所
50MS2309M522 工場整備 50MS2309M522 2P-22kw×200V×2台並列 宮崎県小丸川発電所